フジファブリック「蒼い鳥」が凄すぎるから語らせてほしい

優しくて、怖くて、狂気じみている曲、凄すぎて、鳥肌モンの曲と出会ってしまった。

 

※この文章はあくまで私の感想なので、宇宙の中の星の数ほどある感想の中の個人の感想の1つですので何卒よろしくお願いいたします。

映画の主題歌、だけども完全に志村ワールドになっている。怖いくらいに。まずイントロからの不協和音から、なんだこれ?!となり聴き入っていると、

可能なら深い海の中から鼻歌奏でて誤魔化したい」

と淡々とした、繊細な、やわらかい歌声とともに歌詞が耳に入ってくる。淡々としているんだけども、歌詞から、どこかひしひしとした絶望のようなものも感じずにはいられない。その後

「昨日の跡がまだ残っている 睨んで踏み潰してしまった」

という強烈な歌詞を淡々と、やわらかに歌い上げる。睨んで踏み潰してしまうほどの昨日の跡というのは何だったのか。何だったのかはわからないけれども強烈な、想像を絶する自己嫌悪のようなものをこの曲に感じる。それを柔らかに歌い上げているので、マイナスな感情と優しさが混在していて、狂気めいている。この曲の何が怖いって、この曲自身が、志村正彦の奥底の影の部分が余すことなく表現されていて、歌詞では全てを言っておらず抽象的なのにこの人の感覚的なものが曲に詰め込まれており、それがわかってしまいそうでわからない不思議さ、である。けれどどこか救いがあるような感じがする。この曲は、奥底になにか得体の知れない感情が渦巻いていて、曲自身が呼吸しているみたいに感じる。志村正彦はこの曲で一体何を表現したのだろうか。悲しみなのか、それを超えたところにある感情なのか、狂気なのか、救いなのか、孤独なのか、優しさなのか、儚さなのか。このような考察を延々と考えてしまうくらいだからきっと全部の感情が入っているんだろう。このカオスさ、「美」すぎて凄すぎる。

もうこの曲のライブ映像(下リンク)も凄すぎて毎日のように見てしまったのであった。あああああああこの時にタイムスリップしたいよおおお。この曲が後世に語り継がれ続けてほしい。

 

 

2000年代中毒性ロック

私は最近ハマりすぎて中毒症状を起こしている楽曲がある。

地平線を越えて

地平線を越えて


フジファブリック「地平線を超えて」
2005年発売。

いやもう、完全にイントロのギターの音から惹きつけられる。ワァーァーンっていう音。
そこから独特なキーボードが繰り返される。
この組み合わせがまた「独特さ」を放っている。
この音の組み合わせの緊張感と、日本的な感じ、静けさ。唯一無二。そして独特な味がある歌声。この人たちにしか出せない。

そこからギター2本が絡む感じが堪んないですね。2本がハモっているんですけど、もうこの音の組み合わせ、堪らん。渋い。渋カッコいい。このフレーズが転調する部分があるんですけど、そのアレンジもまたカッコいい。センスがありすぎる。

このアルバムのタイトルもジャケットも一貫性があり曲と雰囲気が合いすぎてもう芸術。

この次に続く「マリアとアマゾネス」という曲ももっっっう本当に中毒性強すぎて1日一回は脳内で曲が流れる。the 変態的。その曲についてはまたいつか別の記事で語らせて頂きたい。

本当に本当に、2005年にタイムスリップしたいと何度も思う。頼む、神様、一回だけ。夢でもいいから。
当時、私は子供でロックのロの字も知らなかった。
けれど、今、遅くなったけど、このバンドに、アルバムに出会えて良かった、と心から思う。歌声を、音を、心に刻んで、血となり肉となり、私の人生を歩もう。と、ちょっとクサくなってしまったけれど、そう思わずにはいられない日々。

ロックンロールが鳴り止まない

あの曲の好きなイントロとか、あの曲の歌声とか、あの曲のギターリフとか、アルペジオとか、リズムとか、変態的コードとか、あの曲のライブ映像とか、あのギターの歪み感が好きすぎて、1日脳内で音楽が鳴り他のことが考えられない音楽バカと化すことがよくある。あのギターリフと音が好きすぎて、もはや食べたい。
全く生産性がなくて笑っちゃうな。
私は2000-2012あたりのロック界隈が大好物だ。本当にこのへんは、「自分の不器用さ」とか「生きづらさ」が全面に出てきて、まるで本人たちがそのまま曲に出ているような世界観と曲が多いバンドが多い。また音も硬め(?)な楽曲が多く、耳が喜ぶ(個人的に)。私は2010年(当時13歳)にロック界隈に足を踏み込み、音楽誌を読み漁り始めた身なのだが、本当に、本当にあと5年くらい早く生まれたかったと1日に数回思ったりするのであった。
でも、5年早く生まれてたら生まれてたで私ではなかった説もあるので、これも運命と思うことにした。

海を見るとなぜか泣きたくなる件

これ、もしかしたら私だけ?説あるやつ。
広大な真っ青な海を見ていると、綺麗で吸い込まれそうなんだけど「ああ………」って感じでなんだか暗い気分になってくる。真っ青な海とちっぽけな自分の対比、ということだろうか(暗すぎる。どこからその暗さがくるのか)?
ちなみにこの「ああ………」には、癒されている気持ちは3%くらいある。少なっ。
いい加減地球に何年も住んでるんだから、海を見て「ワーキレイ!美しい!人生楽し〜!」とか言ってみたい。
理由はわかんないけどなーんかエモーショナルな気持ちになるのだ。たぶん、海にまつわる音楽とか、小説とか映画とか、少々暗く「エモい」やつが多い気がする。まあ私の大好物なものなわけだ。この気持ちはそこから来ているんだろうけど、地球の住人なので海に対してポジティブな気持ちを持ちたい。

ここまで書いてあれなんだけど絶対に休日の昼に考えることではない。ご飯食べよう。

社会人のやすみのひ

社会人のやすみのひって、基本週2日だけれども、その週2日を「完全なる充実した日」にするのはむずかしい。
けど、むずかしいと思いながらもとりあえず行きたいところを何点かあげてみた。
よし、これで休みが充実するぞ~!と思った3秒後くらい、出てきました「動きたくない」。
動きたくないのである。