特典映像が純粋に狂っていた(褒めてる)
アルバムから聴こえる要素全てがめちゃくちゃカッコ良くて完成度が高杉て何回か絶叫しそうになり変態すぎるフジファブリックのFAB FOXというアルバムの特典に、スクリーンセーバーというパソコンがスリープになった時に現れる画面的なものが入ってて、わくわくしながら観た。
ライブ写真とか代表的な写真とかかな?とあーだこーだ予想しながら観てみた。古いパソコンを起動し、再生。
…メンバーの顔写真がパーツごとに入れ替わっている。
「??????」
当時このアルバムを発売日に手にしスクリーンセーバーってどんななんだろう!と思いながら見た人類全員の脳内を「???」で埋め尽くし、今のところスクリーンセーバーについての記事?を(見つけれてないだけかもだけど)探してもあまり無いのだ。もしや本人達は「なんかおもしろいかっけえおまけのスクリーンセーバが出来た!さあみんな見てくれ。さあ次のライブ行こう!」的なテンションだったんだろうか。それについて「実はこれ面白くて」とか言ってないので(そういった記事を見つけれていないだけだと思ったが、何か本当に無い気がする、わかるかた教えてください)、そういうことなんだろうか。その特典はなんかおもしろいかっけえおまけのスクリーンセーバなわけだけど、スクリーンセーバといったら綺麗な画像か映像が回ったりいろいろしてるやつをイメージするわけだが、メンバーの顔写真のパーツがパワポ(?)の動きみたいな感じで交互に永遠と入れ替わっている。もしかしたらメンバー全員この映像がトチ狂ってるとは思っていなく、なんかかっこいいやつができた!くらいにしか思ってない、説。いやもしかしたら、志村氏のアイデアで、メンバーに言ったら「いいんじゃね?おもしろいし」的なテンションだったけど「あれでもよく考えたらこれトチ狂ってんな」と2%くらい思うメンバーがいてもおかしくなかったんじゃないだろうか。でもそう思い始めたときにはもう制作が始まっていたので、結果それになった説(わからんけど)。そうだったとしたら、志村氏自身は「これ、まじでおもしろい映像!こ〜れ〜はかっこいい!」と興奮気味になっていそうだ(好き)。いやそうなっててほしい。そうなっててもおかしくない(褒めてる)。最高の変態天才音楽家、そうなっててほしい。特典映像…ライブ写真でもオフショットでもなく「ただメンバーの顔が入れ替わっている」。サンドイッチマンのネタでよくある「ちょっと何を言っているのかわからない」ワードを何回も言ってしまいそうになる。純粋な狂気…?これを観たのは日曜日の夜だった。月曜日が来るということにうわーっっ!!となりそうだったが、トチ狂いすぎていたため無心になり何故か「明日も大丈夫」と思った。ありがとう。
バッキングギターの大迫力
「黒服の人」というフジファブリックのシングルカップリング曲がある。とにかく曲がカッコ良すぎて何回も聴いてしまう。今回は、この曲の楽器部分に主にフォーカスして、記事を書いていきたい。カップリングってのも変態でいい(?)。音作りと絶望感に溢れたコード、そして楽器隊はもちろん志村正彦の左耳から聴こえてくるバッキングギターが立ち尽くしてしまうほどの迫力で、気持ちが入りすぎてて泣きそうになってくる。なんでこんな音が出せるのか。鉄の弦感が凄くて、鉄の弦で殴られてる感じがする(?)。初めて聴いた時、Aメロが終わって引き締まるギターストロークが来たときドキッッとした。そこから一気に鳥肌が立つような演奏で、呆然としてしまったのだった。途中の左耳から聴こえるちょびっとディレイがかかったギターソロもヒリヒリしすぎてて冷たくてもう音を食べた…いやこの曲の場合は音を食べたいというより呆然と立ち尽くしながら眺めて鑑賞してたい。右耳から聴こえるリードギターも、ドラムのシンバルもヒヤヒヤしていて心がぐわぁってなるし(語彙力)、間奏のキーボードも「えっここでこれ入れてくるのか?」となりわけがわからなくなる。狂気じみてる。涼しい顔した狂人バンド(褒めてる)。志村正彦がイントロ、アウトロで弾くアルペジオは何かを語っているようだし、同じアルペジオを弾いていてもイントロは「これから何かを話す」みたいな感じで、アウトロはちょっと優しさを感じるのだ。夏の外出時にBGMで聴く曲ではない。夜中に立ち尽くして聴く曲だ(?)。それくらい精神がもっていかれてしまう凄い曲なのだ。
フジファブリック「蒼い鳥」が凄すぎるから語らせてほしい
優しくて、怖くて、狂気じみている曲、凄すぎて、鳥肌モンの曲と出会ってしまった。
※この文章はあくまで私の感想なので、宇宙の中の星の数ほどある感想の中の個人の感想の1つですので何卒よろしくお願いいたします。
映画の主題歌、だけども完全に志村ワールドになっている。怖いくらいに。まずイントロからの不協和音から、なんだこれ?!となり聴き入っていると、
可能なら深い海の中から鼻歌奏でて誤魔化したい」
と淡々とした、繊細な、やわらかい歌声とともに歌詞が耳に入ってくる。淡々としているんだけども、歌詞から、どこかひしひしとした絶望のようなものも感じずにはいられない。その後
「昨日の跡がまだ残っている 睨んで踏み潰してしまった」
という強烈な歌詞を淡々と、やわらかに歌い上げる。睨んで踏み潰してしまうほどの昨日の跡というのは何だったのか。何だったのかはわからないけれども強烈な、想像を絶する自己嫌悪のようなものをこの曲に感じる。それを柔らかに歌い上げているので、マイナスな感情と優しさが混在していて、狂気めいている。この曲の何が怖いって、この曲自身が、志村正彦の奥底の影の部分が余すことなく表現されていて、歌詞では全てを言っておらず抽象的なのにこの人の感覚的なものが曲に詰め込まれており、それがわかってしまいそうでわからない不思議さ、である。けれどどこか救いがあるような感じがする。この曲は、奥底になにか得体の知れない感情が渦巻いていて、曲自身が呼吸しているみたいに感じる。志村正彦はこの曲で一体何を表現したのだろうか。悲しみなのか、それを超えたところにある感情なのか、狂気なのか、救いなのか、孤独なのか、優しさなのか、儚さなのか。このような考察を延々と考えてしまうくらいだからきっと全部の感情が入っているんだろう。このカオスさ、「美」すぎて凄すぎる。
もうこの曲のライブ映像(下リンク)も凄すぎて毎日のように見てしまったのであった。あああああああこの時にタイムスリップしたいよおおお。この曲が後世に語り継がれ続けてほしい。